NPO法人PEACE ON相澤(高瀬)香緒里による日誌的記録(~2007年まで)


by peaceonkaori
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

京おんなのなりきりアラブ娘(9月29日)

フロントに内線電話をかける。「どうも、411号室の者です」と切り出すと、「チャイとトイレットペーパーだね」と返される。毎朝おんなじ電話をかけるから、からかわれちゃった。

パンをかじりつつ、インターネットカフェでPC作業。時間がないので切り上げる。
日本大使館でイラク人ヴィザ取得のための手続き。

e0058439_703264.jpg薬剤師のハイサムさんの薬局へ行く。
ハイサムさんは、アラブ服をプレゼントしてくださった! 黒いワンピースに伝統的なパレスチナの柄が手縫いで刺繍されている、うつくしくシックで乙女らしいドレス。シャーレ(髪もすべて覆うのがヒジャーブ、髪がすこし出ていてもOKなのがシャーレだそう)とともに、さっそく着用してみる。ジャミーラ! 落ち着いた色合いなのでクラシック日本人顔のわたしでも似合う…気がする。みんなに褒めてもらう。うれしい。YATCHはディシターシャ(男性の白ワンピース)などをもらっていた。

パレスチナのワンピースをそのまま着、画家のハニ・デラ・アリさんのお宅で夕食をいただく。
e0058439_72134.jpgアルジャジーラTVが、イラクの爆発のニュースを報じていた。食卓に一瞬、憂いのムードが漂う。ハニさんがそっと、「これが民主主義さ、ブッシュのね」と呟いた。イラク人と一緒にイラクのニュースを見るのは、あまりに悲痛だ。食事前にも、米国ハリケーンのニュースが流れた時、イラクから来ているお客さんが「これは神の怒りだ」と静かに云い、またハニさんのこどもでさえも「グッド、グッド」と叫んでいた。侵略と占領をつづけるアメリカへの憤りが、これほど和やかな家庭の1人1人にまで及んでいる。それだけの被害をかれらは受けている。イラク治安悪化のためヨルダンに移り住んだかれらだが、ハニさんはもちろんこどもらもバグダードのお友達がしんぱいだしイラクに帰りたいとも云う。その言葉は、遣り切れなくもなるけれど、逆にそのほんまもんの愛国のこころが、あきらめたらアカンねと勇気をもらえるものでもある。
またもムスタファとルカイアの絵をもらった。ムスタファは、お父さんのアートの後継者になれそう。
[PR]
by peaceonkaori | 2005-10-03 07:02 | 中東にて