NPO法人PEACE ON相澤(高瀬)香緒里による日誌的記録(~2007年まで)


by peaceonkaori
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アハラン・ワ・サハラン(ようこそ)!

18日、ハニさんが日本へやって来た!
e0058439_1546657.jpge0058439_1546166.jpg夜も11時をまわり、代表YATCHやジャーナリストのシバレイとともに空港でソワソワ、ソワソワして待つ。そしてあらわれたハニさんとガラス越しに再会を喜び合うも、警備員に止められて、仕方なくハニさんはベルトコンベアー前で、ニヤニヤしてこちらに手を振りながら、荷物を受けとっている。「シュローネック(ご機嫌いかが)!」と叫びながら握手、もう嬉しくてたまらない。チョット~ハニさんニッポン来はったえぇ、とそれだけで胸がいっぱいに溢れっかえる。大すきなハニさん、たった1月半ぶりだというのに、ほんとう会いたかったん、うん。
長旅にもかかわらずハニさんお元気そうでなにより。アンマンの空港では多く質問を受けたらしいが、関空ではマーク・ムシュケラ(ノー・プロブレム)だったよう。ほっ。
一時解雇された(※11月21日訂正:正式には解雇ではなく、配慮であったと、本人から訂正依頼がありました。不法就労とも呼べるイラク人が多いため、国にチェックされないよう会社側が数日のお休みを与えてくれたそうです)会社にもぶじ復帰できたそう。何10万人ものイラク人が流入しているヨルダンの現況をかんがみると、イラク人をみなクビにするのは、会社だってまわらないだろう。なにやってんだかね。とにもかくにも、よかった。
シノさんの車で送っていただき、事務所に着いたとたんにハニさんは、荷物から新作群を引っぱり出して次つぎに見せてくれる。9月にアンマンのお家で見た時にも感じたことだけど、イラクにいらした頃の絵より、より色鮮やかによりしなやかに力づよくなっていっているように思う。カナヅチで心臓のどこかをコンとやさしくノックされたような、快い衝撃が我が身を走る。これら新作は、銀座の中和ギャラリーで21日から12月3日までご覧になれますので、これはぜひにどうぞ。初日はハニさんも在廊し、記者会見やパーティもあります。(ちなみに埼玉県での展覧会はすでに始まっています。)
ひと通り開梱すると、今度は急にシャワーを浴びたいと云い、ハニさんご入浴。すっかりアラビックなペースに。事務所もどことなく、アラブのかおり。
その後は、軽い夜食でささやかに来日を祝う。ハニさんは、白飯も納豆もお味噌汁も秋刀魚のみりん干しも梅干も、お食べになった。梅干なんぞは気に入って、5つも6つも食べつづける。お味噌汁も「ビューティフル」と云ってくれた。2週間の日本滞在、だいじょうぶそうやね。

翌19日は、わたしは自分の出演するイベントへ向かう。
e0058439_15464792.jpge0058439_15465612.jpgPEACE ON以外での初めてのパネリスト出演でしかも短時間ということもあり、慣れないわたしはとうていうまくお話できたとはいえず、猛省。ざわついた場の雰囲気に呑まれてしまった。今後も地道に場数を踏んで、修行するしかない。
それでも、アンマンでイラクの人権団体から受け取ったスンニ派イラク人の拷問死の映像をお見せし、その他アンマンのイラク避難民についても、少しはイラクの実態をお伝えできたのではないかと。とにかくイラクの現状は複雑、焦ると言葉がもつれていけない。お出でになっていたジャーナリストの村上和巳さん(PEACE ON会員でもあります)に助け舟を求めたりする。はい、村上さんにはいつも勉強させてもらっています。今号の「軍事研究」にも記事を載せていらっしゃるので、必読。
わたしの出たセッションは、「〈反戦〉の意味をつかみなおす」というテーマだったのだけど、日頃からその語義についてしばしば考えをめぐらせ自分ではほとんど用いない、「反戦」という言葉。「反戦」ってなんだろう? わたしはイラクという国に魅力を感じて「反戦」している、という面もある。だけど「反戦」する人びとには、それぞれの「反戦」がある。今回はそれが再認識でき、出演した意義があったと思っている。ありがとうございました。

その後は会員のヨさんのお宅で、ハニさん歓迎パーティ。ハニさんはわざわざスーツを着てお出まし。アラブのおもてなしは最高に素晴らしかったが、日本のおもてなしもなかなか素敵でしょ、とこころでハニさんに尋ねてみる。気がつけば終電車を逃していた。

(空港での左写真の撮影はシバレイ氏・イベントでの写真撮影は村上和巳氏)
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by peaceonkaori | 2005-11-20 15:49 | イラク人来日プロジェクト