NPO法人PEACE ON相澤(高瀬)香緒里による日誌的記録(~2007年まで)


by peaceonkaori
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イベント「おかしいぞ!警察・検察・裁判所Ⅳ 共謀罪をぶっつぶせ!」へ行く

6日に文京シビック小ホールで開催された「おかしいぞ!警察・検察・裁判所」第4弾「共謀罪をぶっつぶせ!」へ行ってきた。
行く前は、持病の発作のようなものに見舞われびくびくしながらの参加だったけれど、充実した3時間を過ごすことができた。ほっ。

まずは、弁護士である安田好弘さんの講演。
1999年の山口県光市の母子殺害事件の少年の被告の話を挙げ、これはいかに自白させて作り上げた事件か、また事実を検証しようとしない裁判所、「国民的生存権を保たなければならない、悪のもとを断たなければならない、未成年など考慮すべきでない」と死刑を求める検察のことなど、司法がイコール行政になってしまっている現実をお話くださった。
このような司法に共謀罪を握らせたらどうなるのか、ということだ。

第2部は、色いろな事件の「被告」や関係者のスピーチ。
たった2行の「他人の権利を害してまで表現の自由を行使してはいけない」と判決された立川反戦ビラ事件の大西章寛さん、社会保険庁職員で選挙チラシ配布をした国公法弾圧事件の堀越明男さん、新宿の野宿者を無罪にした裁判長だのに都庁や公安の圧力によって悲しい有罪となってしまった板橋高校事件の藤田勝久さん、344日も不当に拘留され裁判でも頻繁な裁判官の交代で無罪を妨げられているJR浦和電車区事件の大澗慶逸さん、関西からは連帯労組関西生コン支部弾圧事件の西山直洋さんが、発言された。
共謀罪が成立していない現在でも、このような事件が多く発生している。ケースは違えど皆さん一様に、「司法は壊れている」とおっしゃっていた。

e0058439_22285548.jpgつづいてのパネルディスカッションでは、途中でヒューザーの小嶋さんの面会に行ってしまわれた安田さんと、60年前は沖縄の海が沖縄の人を助けたのに今はイラクへ海兵隊を送るという人殺しの島になっていると嘆かれたジャーナリストの大谷昭宏さん、共謀罪は「殺笑罪」になっていると揶揄された評論家の佐高信さん、イラク派兵からすでに戦時下なんだとおっしゃった漫画家の石坂啓さん、こども全員が対象となる教育基本法改悪にも目を向けてくださいと訴えられた社民党の保坂展人さんが、ご出演。
保坂さんからは、今日やっと、(どんでん返しにならない限り)共謀罪が"フリーズ"になったという朗報があった。秋の臨時国会に向けて闘いはつづくとはいえ、ひとまずは休める~、というか休ませてぇ。
「責任逃れしつづける司法の責任を追及せよ」、また共謀罪について「思想が普遍的になればなるほど、越境性を帯びるではないか」とひどくまっとうなことを云われた安田さん、そして「戦争の始まりなんてどこでどうやって分かる? もうこの国は戦時下なのよ」と卒業式などの例を挙げてくださった石坂さんのお言葉が、ひじょうに印象に残る時間だった。
わたしも、2004年10月に香田証生さんが日本の人質として殺されたあの瞬間には、日本は戦時下なのだと実感して震えたものだ。わたし達のこの国は、もう何年も戦争をつづけている。

弁護士だって代議士だって漫画家だって、アプローチの仕方は様ざまだ。わたしのようなNPO職員にもやることは、山とある。この絶望的と思えるような社会においても、各方面で繋がってやっていこうと思えた集会だった。やったるえ!と、終了後に立ち呑み屋で生ビールやりつつ決意を新たにするのであった。
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by peaceonkaori | 2006-06-08 22:27 | 国内活動