NPO法人PEACE ON相澤(高瀬)香緒里による日誌的記録(~2007年まで)


by peaceonkaori
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ダマスカス娘と乙女デート

日本で知り合ったフルードの妹、ニスリーン、そしてそのお友達のディマが宿まで迎えに来てくれる。今日は地元ダマス娘と乙女3人デート。

タキーヤ・スレイマニーエというシリア民芸のクラフト・センターへ。モザイクの木箱やアラブ服、ウードなどの楽器、金銀の装飾品、絹のショールなどのちいさなお店が並ぶ。モスクもあり、2人ともお祈りの時間だからと5分ほど祈りに行く。
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お隣には軍事博物館。イスラエルと戦った様子、戦闘用飛行機などがあるらしく、怖いからと断ったが、かのじょらはどことなく誇らしそうだった。

一瞬だけイラク難民の話題がのぼる。雰囲気から察するに、やはり快く歓迎しないと思う。そりゃそうだ。数年で国民の1割が外国人になったら、日本なんてパンクしちゃう。シリアとイラク双方から視ないといけない。

それにしてもアラビア語ができない。アラビア語を勉強中というと皆すらすらと早いアラビア語を喋るが、なかなか聞き取れない。普段イラクの友などはゆっくり話してくれていたのだなあとなんだか恥ずかしくなる。甘えてはいけない、自分はアラブのことほとんど知らないのだと知る。

アラブ諸国の絵本作家を見出せないかと、よい絵本を探して本屋巡り。外国のものだったりイスラーム教が色濃かったりと、なかなか出逢えない。日本的「絵本」が確立されていないのかもしれない。こういうのは縁やから根気よく歩くほかない。
コピー品でないほんまもんのCDも求める。シリアでは著作権という考えがないようで、お店ではオリジナルを見たことがない。今回もまた探せず。

ナスィール・シャンマやカーズィム・アッサーヒル、ファイルーズ、ナンシー・アジュラムのCDが欲しいと云うと、かのじょらはナンシーがすきじゃないとふき出す。曰く、露出した服装のことではなく「ナンシーの声は歌じゃない」。
マクハー(カフェ)でお茶でもしようと誘っても、ほんまはマクハーは嫌いで図書館などの知的なところがすきとディマ。カフェでパフェ的なものを食す。
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路地でポスターが売られている。カーズィムやナンシーに混じってバッシャール大統領も。すかさず「これがわたし達の大統領よ」とニスリーン。

再度モスクでお祈り。すっぽり覆った服じゃないヒジャーブも被らないわたしも問題ないからと礼拝所に入れてくれる。足を清め祈祷する2人の凛とした後姿をじっと見つめる。恰好よいと思う。

ディマは大学の授業へ。ニスリーンとピザ屋さんで夕食。クラフト・センターでは「こういうのすきだけど持たない」と云い、どこの国でもありそうなピザを食べ、しかし1日5回の礼拝はきちんとおこない、外国からの客へ手厚くもてなす。かのじょ達との半日から、この国の今とこれからを勝手に考察する。
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by peaceonkaori | 2007-11-04 17:31 | 中東にて