NPO法人PEACE ON相澤(高瀬)香緒里による日誌的記録(~2007年まで)


by peaceonkaori
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ジャラマーナ再訪

3日ぶりにジャラマーナのカーシム食堂へ。俺は英語できるぞと云う一人に皆「この子はバグダードのアーザミーヤから来たんだよ、イラク訛りだよ、ね」と笑顔で迎え入れてくれる。

またサンドイッチ、お茶。前菜としてタッブーレ(パセリやトマトなどを細かく刻みレモンなどで味付けたサラダ)とホンムス(ひよこ豆ペースト)をくれる。

3日前に知り合い何度も電話をかけてきてくれていたワリードも来る。早口のアラビア語で聞き取れないが、この日本人の身分が「アラビア語学生」か「人道支援者」かで議論になっているらしい。わたしとしてはどちらでもいいんであるが、こんなことで信頼されなくなったらなにもかもお仕舞い。PEACE ONのアラビア語資料を見せ、慌てて説明する。
英語ができた一人が云ってくる。ジャーナリストでも政府の人間でも国連でも赤十字でもないわたしになにができるのか。政府だってなにもできていないのに。こういう意見に対しては半時間以上かけて根底から説明したいが、とりあえず「規模はちいさくても友好関係を結びたい。政府じゃない民間の問題や」と述べておく。これぐらい耐えられる根性はあるつもり。小娘の外見でも判断されたと思う。しゅんとせーへんぞと己をなだめる。
お金はええよと云ってくれるが支払う。120SP(約300円)。また来るかんねと約束。

アブ・オマルの家へ。アブ・オマルはカーシム食堂のパン焼き係で5月にもお宅に寄せてもらった。3歳のハバが「カオリ」と手を振って迎えてくれる。半年で随分と美女になったこと。
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ウンム・オマルに「さあお昼にしましょう。え、なんでカーシム食堂で食べて来たのよ」と云われ、一緒に席に着く。「ビスミッラー」と唱えてからいただく。お米料理がイラク風で嬉しい。9歳のイサールも12歳のオマルもこちらをきょろきょろ眺めて微笑む。
PEACE ONがシリア政府に申請中のイラク避難民「寺子屋」プロジェクトについて意見を求める。ここでもまたアラビア語の能力のなさを痛感。丁寧に聞いてくれるのが有難いやら申し訳ないやら。
わたしの携帯する単語帳(日本語、アラビア語)を用いてハバにアラビア語クイズ。おさなごの口から発せられるアラビア語のなんと愛しいこと。
「なんでここに泊まらへんの」と云ってくれるご家族にお礼を述べてお別れ。扉を閉めてもハバが泣き叫ぶのが聞こえる。ごめんね、アッシューフィック・バハル。

ガソリンが高くなったからもっと払えと怒るタクシ運転手と口論。アンマンだけでなくダマスカスでもタクシが疲れる。ふっかけられるのは前からだけど、なんだか深刻さが増しているように思えた。
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by peaceonkaori | 2007-11-06 17:30 | 中東にて