NPO法人PEACE ON相澤(高瀬)香緒里による日誌的記録(~2007年まで)


by peaceonkaori
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

アインマ橋のこと

1000人もの命が失われたバグダッドはカズミヤでの大惨事。
発生直後は、ただただ「遣り切れない」の一言しか出てこなかった。そのあと冷静であらねばと情報を追っていたのだけれど、根拠もないのにまるでスンニ派の仕業のようにいうニュース記事なんかもあり、その偏りに溜め息をもよおす始末。向こう岸のアダミヤ地区に住むスンニ派のひとびとが命を懸けてシーア派のひと達を助けても、毒を盛って殺したなどとあらぬ疑いをかけられたという。
スンニとシーアのあいだに架かる橋が崩れたというのは、この状況下、なにか象徴的なことのように思えてしょうがない。消そう消そうと思ってもなかなかとれない、こころについた引っ掻き傷のようなもの。

そんななか、ひとひらの希望が舞い降りてきた!
イラク現地スタッフがバグダッド市内の病院に届けた手術用器具が、運びこまれてきたこども達の役に立ったというのだ。なんとうれしいことか!と、今度は甘やかな溜め息がこの口から漏れた。
現地スタッフは、わたしの希望の星。まだメールでしか話したことはないけれど、わたしのもてる信頼と敬愛を、わたしはかれら/かのじょらに捧げる。わたしはこうして日本で事務仕事をこなしながら、死者とご遺族のためにまた怪我をして苦しんでおられるかたとそのご家族のために、お祈りすることしかできない。それでも現地スタッフは、「Really I have to respect you becuase you help my people」と云ってくれる。わたしは「ありがとう」とつぶやき、かれら/かのじょらのために祈祷し、また仕事にとりかかる。おなじスタッフとして誇りに思う。

現地からの詳細な情報は代表YATCHのブログに詳しいので、そちらをお読みください。

イラクでは、2003年3月イラク侵略以降で最大の惨事。そしてアメリカでは、2001年9月11日以降もたらされた最大のハリケーンによる被害。混沌とうごめく世界で、わたし達は生きないといけない。
[PR]
by peaceonkaori | 2005-09-03 17:39