NPO法人PEACE ON相澤(高瀬)香緒里による日誌的記録(~2007年まで)


by peaceonkaori
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2005年 09月 06日 ( 1 )

今日の事務所の昼食は、アラブ風。

岩手県は湯田町の会員さんで農業とパン屋さんを営まれている瑠璃屋さん(アクセス先は末尾ご参照)からとりよせた食材が、ところせましと食卓に並ぶ。
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自家製酵母をつかったアラブ風薄焼きパンに、ていねいに育てられたじゃが芋「北あかり」の焼いたのとクッキングトマトを挟み、パレスチナ・オリーブのオリーヴオイルとザータルとたっぷりとかけて…頬ばる。頬ばる。頬ばる。
隣町の秋田県山内村の安土養蜂園のまろやかなトチ蜜も味蕾がウットリとろけるようだ。ヨーグルトにもかける。
e0058439_043646.jpge0058439_0431930.jpgこれ、ヨーグルト以外はすべて瑠璃屋さんから届けられたもの。あァ、瑠璃屋さん家でのあの贅沢な朝食がよみがえる。
月に1度、事務所で会員さんと顔をつきあわせてお喋りの時をもつ茶話会「PEACE ON CAFE」。その夏休み企画として、「PEACE ON Farming!」と題し、わたし達は岩手まで出掛けていってお芋掘りをさせていただいた。以下は、MEMBERSメーリングリストでの報告より。

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会員のぴろりんのご厚意で、ぴろりんのご自宅の畑で、たいせつに育てられてきたじゃが芋の収穫。
長袖・長ズボンに帽子、長靴、軍手に着替え、いざ畑へ。
池にはアメンボ、土にはミミズやオケラ、空には蚊やアブがいます。大自然の清らかな空気を吸いながら、口からついて出てくるのは「ミミズだってオケラだってアメンボだって~」の歌。みんなみんな、生きていました。
e0058439_0443449.jpg2人1組になって、1人はスコップで土を掘り返し、もう1人はつるを引っ張ってじゃが芋を掘り出す。じゃが芋が10個もついていれば、大収穫。スコップでじゃが芋を切ってしまったり、虫に食われているものもありますが、初体験のわたしはその度に「おー」だの「ワーオ」だのと声を発してしまいました。
採れたじゃが芋を日影に干して、しばし休憩。なぜって、土中ですごく熱を持っていたので、腐らないようにしばらく冷ましておく必要があるのです。そんな1つ1つの行いが、「なるほど」と納得させられるのでした。
散歩がてら、他の田畑も見せていただきました。
初めて見る小豆の花、有機栽培での稲作りの大変さ、ビニルハウスのトマトの可愛らしさ、途中でやって来たバキュームカーのにおいなど、そこには生がギュッとつまっていました。もちろん、ただ収穫だけに来たわたしには分からないような栽培のご苦労もたくさんたくさんあると思います。ですが、「生かされている」という感謝の祈りを捧げざるをえないような、そんな気持ちでいっぱいになりました。
沢の水で手を洗い、日暮れ前には近くの温泉へ。山々と里の水田を眺めながらの露天風呂、ほんとうに気持ちよかったです。

そして夕ご飯は、採れたて野菜のオンパレード。こんな贅沢な食卓があるでしょうか。楽しみにしていた自ビールもくいっくいっと飲み干し、語らいは夜更けまで続きました。

翌朝の食卓もまた。ホブスのような薄いパン(もちろんぴろりん手作りの瑠璃屋のパン)にお豆の煮たのやキュウリを挟み、パレスチナのザータルやオリーヴ油をたっぷりとかけていただきます。この町で作られたヨーグルトと、隣町のハチミツ。気がつけば1時間以上もかけて朝食をいただいていました。
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今回のこのじゃが芋はあのときに掘ったものではないとは思うのだけれど、それでも、あの畑で採れたものだと妙に感慨深いものがある。なんてったって、太陽と大地のかおりのするお野菜。我が嗅覚がやけにやけに反応するのだから、人間の身体ってのは素直なんだなあと感心する。しぜんに欲する食べものというものがここにあるのだ、という感謝。はっきりいって、愛しいのです。

ご馳走さまです、瑠璃屋さん。

あと2週間もすれば、わたしは初めてアラブの地を踏んでそこいらじゅうを旅するわけだが(←研修です)、そこでもこんなに慎ましやかで贅沢でこころから美味しいと思えるものに出逢えるかしらん。とても、どきどきしている。


○● 瑠璃屋 ●○
メール ruriya@m8.dion.ne.jp
電話・ファクス 0197-84-2564
〒029-5513 岩手県和賀郡湯田町鷲之巣50-72
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by peaceonkaori | 2005-09-06 00:46