NPO法人PEACE ON相澤(高瀬)香緒里による日誌的記録(~2007年まで)


by peaceonkaori
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<   2006年 05月 ( 14 )   > この月の画像一覧

本日30日(火)発売の「週刊SPA!」 に、「新聞・テレビが報じない[共謀罪]トンデモ議事録」と題して、ジャーナリストの志葉玲さんが書かれた記事に、取材協力&インタビューで登場しています。

5月9日以来傍聴しつづけた法務委員会の、どう考えてもおかしい様子を、志葉さんが事細かに記述してくださっています。

わたしも苦手ないやらしい写真も載っている雑誌で婦女子の皆さんは手にとりにくいかもしれませんが、皆さんぜひ買って読んでみてください。
そして、満足のいく記事ならば編集部に電話なりファクスなりで「よかったよ!」とレスポスンスしてみてくださいまし。Webアンケートもあります。
プレゼントコーナーで応募をクリックすれば、「読んで面白かった記事」という欄がありますので。
よろしゅうお願いします。
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by peaceonkaori | 2006-05-31 02:04 | おしらせ

「イラクに咲く花」放映

e0058439_136925.jpge0058439_1362196.jpg先日21日に開催したイベント「『イラクに咲く花』-見る、聞く、知る、イラクの今と私たち」にお越しくださった皆様、どうもありがとうございました。
200名ほどの来場者があり、楽しく且つ充実した1日になったのではないかしらん、と思うわたし。わたしはというと、シャーレ(スカーフ)巻いてアラブ服を着て、イラク・チャイ(イラク式の紅茶)を提供させていただいたり、絨毯に座り込み「勉強しまっせ」なんつって露店風PEACE ONの物販ブースを担当したりと、ハードでもなかなか面白い時間を過ごすことができた。うん、愉しかった。

会場は、やしの木を囲むようにして、難民キャンプよろしくロープに10数団体・個人による支援活動報告を吊るしたり、ドキュメンタリー映画を上映したり、イラク人らしき謎のアラブ服スタッフがうろちょろしていたり、アラブ音楽が流れていたりなど、なんだかごった煮イベントだったけれど、そういうのがまたイラクという感じでいいじゃない。

さて、PEACE ONオフィシャル・ウェブサイトでもおしらせしている通り、そのイベントを、NPO法人OurPlanet-TVが取材してくださった。イラク・ホープ・ネットワークからご覧いただけます。ご来場いただけなかったかたに、ぜひ見ていただきたいです。

皆さんの地域でも、開催されてみてはいかがでしょうか。
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by peaceonkaori | 2006-05-31 01:32 | おしらせ
代表の相澤がパンフレットに文章を寄せている縁で、永井愛さん作・演出で吉田栄作さん主演のお芝居「やわらかい服を着て」を、PEACE ON会員さん達と観てきた。

ストーリーは、2003年のイラク攻撃の前夜から現在までの3年間のイラク支援NGOが舞台。反戦運動の高まり、邦人拘束事件での救出の努力と世間からのバッシング、関心の低下にともなう資金面での苦労などをとおし、そこに集う若者の情熱や葛藤、渦巻く人間関係なんかのハードな青春を描いている。

わたし自身がイラク支援&文化交流NPOの職員ということもあり、とても他人事のこととして観賞することはできなかった。おまけにわたしは遅蒔きながら、イラク攻撃の前夜つまり2003年1月頃から世界の矛盾に気づき始めたのである。あの時は隠居先の信州でなにをしたらいいのかも分からずに、24歳のわたしは、朝に夕に涙しているだけであった。このお芝居の軌跡は時期的に、わたしのそれとかさなる。
こんな感想はNPO職員として失格なんだろうけど、あえて書かせていただく。照明の落とされた客席から舞台を眺めつつ、わたしは今にも泣き出しそうになっていた。
「なぜわたし達はイラク攻撃を止めることができなかったのか?」「なぜわたし達は邦人の人質を出してしまったのか?」「なぜ未だに支援をつづけなければいけないほどイラク情勢は悪化してしまったのか?」
そういった感情がわたしの心臓を次つぎに責め立て、そういう場面ではイラクへの謝りのフレーズが呪文のようにわたしのあたまを巡っていた。そう、ちょうどイラク人のハニ・デラ・アリ画伯にあたまを下げて涙しながら謝りたおした時のように。
休憩時間には、お水を探して抗不安剤を飲む。服用せざるをえなかった。終演後、同行の皆に不健康そうな顔をしんぱいされるほどになってしまっていたから。

イラク攻撃があったせいで、わたしは様ざまな諸問題について考え始めるようになったし、イラクという国をすきになって、PEACE ON職員になるべく大すきな信州を去って東京に越してき、たくさんのひとに出会い刺激を受け勉強させていただいて、イラクの友もでき、新たな恋だって知った。
だけど、やっぱりイラク攻撃はおこなわれるべきではなかったし、わたし達は命を懸けても止めるべきだったのだ。

こんなおセンチで独りよがりの駄文をつらつらと書き殴っても、読者の皆さまにも申し訳ない。けれど、自分への戒めとして、恥をさらしても、ここに記録しておこうと思う。
そして今後も、こんなちいさな者になにができるのかと自問自答を繰りかえしながら、PEACE ONをやっていこうと思う。劇中の"ピースウィンカー"に負けないように、果てしなく高く思われる壁に体当たりして、泥臭い青春を味わって。

お芝居はもっとさらっと観ていただけるものだと思います。ご興味のあるかたは、ぜひどうぞ。
ロビーには、JIM-NETによるイラクの白血病のこども達の可愛らしい絵も展示されていますよ。
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by peaceonkaori | 2006-05-26 16:44 | 読書/鑑賞

共謀罪の奇妙な静けさ

22日月曜日、お世話になっている議員事務所に電話をかけると、「今週は法務委員会がないって噂よ」と教えてくださった。1週間もないということは、共謀罪は時間的に成立が無理なんではないかいと思う。どういうことなんだろう。

今日23日になって、採決は来週以降にというニュースが流れ始めた。やはり…?

法務大臣の杉浦正健さんだけは意欲的なようで、「1日も早く」だなんておっしゃっているけど、法務大臣がこういう発言をしていいものかと、はなはだ疑問だ。

世論が共謀罪を阻止できたのか? なんなんだ、なんなんだ、とあたまが回らない。
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by peaceonkaori | 2006-05-23 22:06 | 国内活動
19日朝、むっくりと起きていつも傍聴券をお願いしている議員事務所に電話をかける。今日の法務委員会は、13時からだそうだ。
昨日は最悪だった。前々日に気もちに衝動が襲ったので、昨日は寝込んでいなければいけないような体調だったけれど、PEACE ONの本来業務も溜まっているしで、なんとかもちこたえたはいいが、1日ほとんど泣いてばかりで、代表にもずいぶんと迷惑をかけた。
だけど、わたしはお喋りできなかったけれど、代表とバグダード支部長との電話で、イラクの支部長も「なんて法ができようとしているんだ。止めなあかんぞ、カオリ!」と云っていたらしい。ありがとう、あなたの言葉はわたしのパワーになるねんよ。

前日18日に、与党が強行に採決するなら、民主党は現在おこなっている衆参両院のすべての審議をストップする、とした。これはたいへんなことだ。19日になって、衆院議長の河野洋平さんが与党に慎重になるよう促したのが功を奏したのか、委員会の始まる前にはもう、今日の強行採決はなしということになっていた。

それでも現場は不穏な空気が漂っている。日に日に増す傍聴人も、警備員さんの不手際などですぐに文句が出たりするなど、怒りのエネルギーが充満してピリピリとしているのが、つたわってくる。わたし達は20分の傍聴の後、TV室で20分を過ごし、5分ほど廊下で待たされて、また20分の傍聴、というのを繰りかえした。法務委員会の傍聴席をたった16人までと決めているのは、委員長の石原伸晃さんだという話もある。
怒りのただなかにいて、自分の体力が消耗するのが分かる。できることなら穏やかでいたい。ウオータークーラーでお水を飲んで、こころを安静にしようとつとめる。

冒頭、与党側提案者の早川忠孝さんが再修正案の趣旨説明をおこなわれた。
これにたいし、民主党の細川律夫さんは、「2回の廃案と2回の修正のあった法案なんてあきらかにおかしい、撤回すべきだ」と突っぱねられる。たとえば、「犯罪の実行に必要な準備その他の行為」という文言の、「その他の行為」が不明だと。公明党の漆原良夫さんは、「共謀の範囲を超えた、共謀とは別の行為」とおっしゃる。けれど、殺人のためにホテルを予約することやその予約金のために銀行からお金をおろすことは、「その他の行為」にあたるとされる。そんな日常的な行為で罪だなんて、どんなことでも成立してしまい、歯止めがない。これまでの案とまったく変わらないじゃないか、と細川さんは指摘なさる。
また、共謀罪は逮捕はできても現実的には処罰すなわち起訴はできない、とのこれまでの与党側答弁を確認される。漆原さんは、共謀だけで逮捕というのは、理論的・法的には可能だけども現実的にはありえないとおっしゃる。「準備その他の行為」段階での現行犯逮捕が可能というなら、ホテルの予約でも共謀があったと確認あれば犯行が終わった時点で現行犯逮捕OK。そ、そんなかんたんなものなの? とわたしはあたまがこんがらがる。処罰できないなら、逮捕しなけりゃいいんじゃないの? 法務省刑事局長の大林宏さんは、「最終的には裁判官の判断」と言われるが、こんなできそこないで曖昧な法が運用されれば、投げ渡された裁判官もふつうならたまったもんじゃないわよね。

つづいて、社民党の保坂展人さんはまず、騒然となった例の暗黙の了解である「まばたき」発言について言及され、ぐたぐた言う法相の杉浦正健さんや大林さんになんとか撤回させた。当たり前だ。まばたきとかうなずきとか、そんな感覚的な物言いで議論に応じないでいただきたい。

民主党の平岡秀夫さんの質疑では、5月18日付け東京新聞の「こちら特捜部」欄での特集を採りあげられた。これは、凶悪犯罪捜査一筋の刑事と公安警察OBという、まさに警察や法を知り尽くした人物の説得力絶大のインタヴューで、PEACE ON事務所でも切り抜きしておくほど興味深い記事になっている。刑事さんは、しっかりした犯罪組織ほど警察より組織が怖くて密告なんかできない、こんなのは机上の空論に過ぎないと、言い切っている。年中、盗聴することも考えられると。また、今でも負担過剰な警察の現場では、重大事件の捜査に支障が出てくるとも言う。警察庁刑事局組織犯罪対策部長の米田壯さんは、盗聴については否定せず、暴力団などのターゲットは今でも継続的に見ているからきちんと対応できると、言われた。キャリアのおっしゃることって、信頼度が低い。おそらく、大きな影響が出るだろう。警察はノルマ社会だから検挙数を伸ばしたいだけという論にも、まさか警察庁は肯定しないが、うんうんうなずける。けっきょくは一般市民に手が伸びるのだ。
また平岡さんは、中止犯についても言及された。ふつうの犯罪では「やーめた」となれば刑が減免されるけれど、共謀罪の場合は実際の犯行を中止しても共謀罪で捕まってしまう。これはあきらかに、常識に反する。ほんとうに犯罪を減らしたいのなら、共謀罪においても減免するべきである。これはわたしも最もしんぱいしていることの1つだ。良心がはたらいて中止しても捕まるなんて、こころの自由を説いた憲法に違反していると思う。わたし達は、思いとどまるということを知っているはずだと、信じている。わたしが共謀罪自体に反対する理由も、そもそもはそこにある。
以前も質疑されていた各国での実態についての調査結果を求められると、外務大臣政務官の山中あき子さんは「米英は適切に運用されている」と、まあ立場上そうとしか言えないようなことをおっしゃるのだが、外務省はそもそもの条約から交渉してきたのだからと追求すると、なんと「言語も違うので、ご理解いただきたい」と言われるんであった。当然ながら、いっせいにヤジが飛ぶ。ご冗談も休み休みに願いたい。
そして、修正案で5年以上の刑期としたことについて、将来もそうと約束できるかとの問いには、「現在は」としか答えられない山中さん。本音を隠せないようだ。
最後に、平岡さんが話されたカナダ人との会話が、穿っていてわたしの気に入った。かれは知り合いのカナダ人に「カナダで共謀罪が施行されているけれど」ともちかけると、「日本は警察権力の乱用があるが、カナダの警察は信頼されているからしんぱいない。日本でやったら、とんでもないことになる」と言われたそう。これには委員会も沸いた。ははは、笑うしかないね。

e0058439_1452267.jpg終了後に、座り込み集会ですこしスピーチさせていただいた。
わたしは国会前というのに失礼を承知で、「野党共闘といいながら、民主党がいつ裏切るかと不安でたまらないけれど、今日の委員会を聞いている限り大丈夫だと思う。民主党は、与党がのめないような修正案を出して、ぼろぼろの与党案にツッコミを入れまくって、審議を延ばそうとしているように見える」という風なことを発言させていただいた。きっと、息の長い闘いになる。こちらがへこたれるか、あちらがへこたれるか、そのどちらかだと思っている。

ところが、来週にも与党は民主党の修正案を丸のみにして通過させようとしている、という見方も出てきている。これを聞いた時には、息が詰まりそうになった。来週もまた山場、いつまで経っても山ばっかりだ。

おっとその前に、明日(もう今日やね)のイベント「イラクに咲く花」もお忘れなきよう。わたしはアラブ服とヒジャーブを身にまとい、イラク・チャイをお給仕させていただきます!
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by peaceonkaori | 2006-05-21 01:45 | 国内活動
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PEACE ONオフィシャル・ウェブサイトでもおしらせしているように、いよいよあす日曜日に迫ったイベントのご案内をこちらでも。
入場無料で、1日がかりの大イベント。
支援報告、映画上映、イラクチャイのサービス、物品販売など盛りだくさん。イラク現代アート作品も展示します!
みなさまのご来場をぜひお待ちしています。
転送・転載、大歓迎です。ぜひ多くのかたにひろめていただければと思います。


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(以下、転送歓迎!)

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◆◇『イラクに咲く花』-見る、聞く、知る、イラクの今と私たち◇◆
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  ◆  たくさんの夢があり、生活がある。
 ◆○◆ お母さんがいて、あかちゃんがいる。
◆○◎○◆青空は広がり、花も咲く・・・
 ◆○◆ そんな当たり前の生活が失われつつある国、イラク。
  ◆  この国のことを、もっと見て、聞いて、知ってみませんか?


と き:2006年5月21日(日)10時~19時
ところ:明治大学 リバティタワーB1階 1001教室 (東京都千代田区神田駿河台1-1)
    →JR御茶ノ水駅、御茶ノ水口より徒歩3分
    →地下鉄千代田線 新御茶ノ水駅B1出口より徒歩6分
参加費:無料(開場時間中はご自由に各上映作品・ブース展示をご覧いただけます)

イラク支援を行う個人や団体が集まり、現地での活動を写真などでご報告します。会場では、普段なかなか見ることのできないドキュメンタリー映画の上映に加え、映画監督、ボランティア、NGO関係者による熱いトークセッションがあります。イラク・ティー(チャイ)やアラブ・ポップミュージック映像、イラク現代アートなどもお楽しみいただけます! イラクを知り・感じる一日です。ぜひ足をお運びください。

◆◇◆映画上映・トークセッション◆◇◆
11:00-11:22『IRAQ WAR』(04年 池上宗徳 当日参加予定)
11:40-12:42『イラクニ接近ス』(05年 谷澤壮一郎 当日参加予定)
13:15-14:12『アッバース君が6歳で死んだ理由』(05年 田保寿一)
14:25-15:15 トークセッション・1 ~監督から見たイラク支援~
15:30-16:25『ファルージャ2004年4月』(05年 土井敏邦)
17:00-17:33『ファッルージャからの証言』(05年撮影イサーム・ラシード)
17:45-18:45 トークセッション・2 ~私たちにできることは?~

◆◇◆インターネット放送◆◇◆
当日のもようをNPO法人OurPlanet-TVがインターネット放送します!
http://www.ourplanet-tv.org/live.html
・放送時間 5月21日18:30~20:00
・放送内容 (前半)展示ブース、(後半)トークセッション2

【共催】
イラクホープネットワーク
明治大学軍縮平和研究所

【出展団体・個人】
イラクの子どもを救う会
日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)
セイブイラクチルドレン札幌
セイブ・イラクチルドレン・名古屋
セイブ・ザ・イラクチルドレン広島
高遠菜穂子
NPO法人PEACE ON
NPO法人日本国際ボランティアセンター(JVC)
NO DU ヒロシマ・プロジェクト
ピースボート
BOOMERAN-NET
平和市民連絡会
細井明美
劣化ウラン廃絶キャンペーン
ほか

◆◇◆ボランティアスタッフ募集!◆◇◆
当日の会場準備等のお手伝いをしてくださる方を募集しています。
下記アドレス(イラクホープネットワーク)までご連絡ください。
info-iho@iraq-hope.net

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(転送ここまで)
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by peaceonkaori | 2006-05-20 10:52 | おしらせ

3つの集会

17日、朝から泣いて抗う。疲れが溜まっていた。お家で悪夢にうなされないでゆっくり眠ったり、山積しているPEACE ONの仕事を片したりしたかった。
なんでこう毎日毎日、国会へ通わなアカンの? 行き先も訳もない怒りのようなものが、体内に満ちていた。それでも起きて、いつものとおりお薬を飲み、国会へと向かう。

衆院で医療制度の改悪が強行採決され、参院で入管法が採決されたというニュースに、国会周辺は覆われていた。
老人の医療負担が1割から2割または3割に増える。食費も3万円とられる。一部を除いて外国人は皆、指紋採取される。さらに法相がテロリストと思えば、外国人が強制退去させられる。その判断が誤っていれば? 祖国へ帰らされたら死を与えられるかもしれないのに。日本人だって指紋採取する。それらのデータは永久保存される。
人権もなにもない法が、次つぎとできあがる。なんとも形容しがたい溜め息がこぼれるばかりであった。

e0058439_8233913.jpg正午から、日弁連主催による参院議員会館での「共謀罪に反対する院内集会」に出席。
弁護士のかたがたからのご挨拶や情勢報告・解説につづいて、議員の皆さんも駆けつけてこられる。
民主党の高山智司さん、「息の長い闘いを」。共産党の仁比聡平さんは、「世論によって暴いていこう」。社民党の保坂展人さんは、「暗黙の了解でも認定、まばたきでもOKなど、あちら側の本性が出てきた」と。近藤正道さんは、「たった今、強行採決の場を見てきたが、ぞっとした」と率直な感想を述べられた。福島みずほさんは、「未来は誰にも分からないのに、どうやって犯罪を認定できるのか。けれども未来は変えられる、がんばりましょう」と鼓舞された。
また、日本ペンクラブの篠田博之さんは声明を配布され、15日の井上ひさし会長らによる記者会見をお教えくださった。わたしは帰宅後に会見を見たのだけれど、なんともいい会見だった。うす汚いヤジをとばす議員とは違い、品をもって抵抗している。

その後、ウェブログのトラックバックで知り合ったヘンリー・オーツさんや、毎日のように東京の町中で行動されている日本山妙法寺の石橋上人やZAKIさんらと、お昼ご飯をご一緒させていただく。石橋さんには、「あなたみたいな若いこがやってくれているというだけで、力になります」というあたたかいお言葉を頂戴する。そう、若者が足りないのだ。だからわたしは、1人の少女という1つのコマみたいな役だと思って、無力ながらに国会まで足を運んでいる。有難く、勇気づけられた。

e0058439_8235979.jpg14時からは衆院議員面会所で、「共謀罪に“Say NO!"―5.17院内リレートーク」がおこなわれた。
国際的に活動するNGOにとってはまさに、共謀罪は我が身にふりかかってくる大事だ。共謀罪は誰のための法なのか? 権力側にとって都合の悪い団体をかんたんに潰せる法ってなんなのか? 皆の不安は尽きない。
わたし達PEACE ONのイラクプロジェクトも、イラクのこども達のために集めた寄付金をテロ資金だなんて言われてしまう可能性だってなくはない。莫迦みたいだけど、笑ってもいられないのだ。悪法は数あれど、共謀罪は大きな曲がり角だとわたしは思っている。これが成立してしまえば、すべての活動がやりにくくなる。恐怖のなかに生きることになる。まっぴらなんだよ。

18時半からは国会裏の星陵会館で、「共謀罪の強行採決に反対する! 超党派国会議員と市民の緊急集会」が開催された。
わたしはといえば…わたしはといえば、始まる前からうつらうつら、本番中はすっかり眠りこけ、かろうじて拍手だけするという始末。ほとんどなにも、憶えてはいなかった。何人かの議員が発言していたこと、『共謀罪、その後』(第2話)が上映されたこと、500名ほどの参加者があった報告、ぐらい。写真も撮れなかった。2列目のど真ん中の席を、ぼーっとしながら立った。
病気もちのわたしは、眠気をもよおすお薬を服用し、なにより睡眠がいちばんの生活を送らなければいけない。1か月前までのわたしは、お昼までじゅうぶんに寝て、やりたい仕事の半分ぐらいのことしかできない、そんなわたしだった。それを連日こうして早起きして国会に通ったり、今日のように1日かけて3つも集会に参加するということが、自分の限界を超えた行為だったのだ。わたしなんぞ休んでいればいい。意気込んでいきがって、共謀罪阻止にかけている己の、この身の程をまざまざと痛感させられた。わたしは病気なのだ、しょせん病気なのだと、自責の念で鬱々と涙をこらえて地下鉄に乗った。
最寄り駅の改札には、傘をもった恋人が待っていてくれた。わたしは公衆の面前で、大いに泣きじゃくった。恋人は、なにを責めるでもなくこの惨めなわたしをねぎらってくれた。わたしの病気をよく理解してくださっている会員のナさんからもメールで、「ゆっくり休んで、眠れなくても横になってください」といたわりのお言葉をいただいた。みんなに支えられている。申し訳ない気もちでいっぱいになりながら、深い深い眠りに落ちた。
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by peaceonkaori | 2006-05-20 08:24 | 国内活動

まばたきでも共謀罪成立

16日午後、PEACE ON事務局の仕事のそこそこに、国会まで疾走する。今日こそは強行採決か、とも噂されていた。ぎりぎり法務委員会スタートの時刻に間に合うも、30人超という傍聴人の多さに、初めはテレビでの傍聴となった。

まずは民主党の枝野幸男さんから、越境性の要件を入れない根拠にかんして質疑があった。組織的犯罪集団の参加と越境性を要しないこととが、あべこべになっている。枝野さんの連続する鋭い指摘に、誰も手を挙げかねている。
その間抜けな時の空白に、法務委員長の石原伸晃さんも「配慮しますからあ~」と、時間の経過を止めるようなだめるごようすも。法務大臣の杉浦正健さんと外務大臣政務官の伊藤信太郎さんが仕方なく答えてゆく。重大犯罪の合意が犯罪というけれど、合意が実行行為にあたるなんて、言葉として考えてみてどうしてもおかしい。ぼろぼろの法案にたじたじの答弁がつづく。
伊藤政務官は今日も、英米がそうだから、というような答えを口にするので、枝野さんは「日本はアメリカの属国ではないでしょう、与党はそう思っているのかもしれんがね!」と、なんともスカッとするようなことをおっしゃった。

つづいて民主党の平岡秀夫さんの質疑では、条約の留保について尋ねられた。条約の趣旨目的に反するなら留保できるじゃないかという平岡さんに、法務副大臣の河野太郎さんらは、今回は決定に従い留保できないとおっしゃる。
諸外国の状況についても言及があり、各国はばらばらに決まっている。
また、「犯罪に必要な準備その他の行為」の「その他」とは?というごもっともな問いにも、相手はまともに答えられない。「その他」だなんて、なんでも入っちゃうということだ。なぜ「予備」ではダメなのか、という疑問が残る。
これにたいしてもアメリカを引き合いに出してきたので、平岡さんも「いつからアメリカの属国になったんだ! 遠慮するな」と言ってくださる。

最後は、社民党の保坂展人さん。日本ペンクラブが前日15日に出された声明「共謀罪新設法案に反対し、与党による強行採決の自制を求める」の抜粋を紹介なさる。これにたいし法務大臣の杉浦さんはなんと、「ヤになっちゃうよね」と軽々しい返答。「国民が誤解していると言うならば、そんな言いかたをせず理解を求めるべきでは」と保坂さんがおっしゃっても、「法を仕上げて示す」とのこと。与党側から、「ペンクラブがヘンなんだよ」「ペンクラブなんて大したことない」という震えるような汚いヤジがとんだことを、わたしのこの両の耳は忘れない。それはペンクラブという団体の良し悪しにかかわらない。わたし達をなんとも思っていない、わたし達のための政治をおこなおうとしていない、その証としての吐き気のするようなヤジと笑い。その醜いお顔を洗わはってふんぞり返った座りかたを正さはったらどないどすの、ってね。
法務省刑事局長の大林宏さんは昨年の答弁で、「ぐるぐる回っている」「もやもやしている」と言ったらしく、それについても保坂さんは言及された。それだけ曖昧な法案ということだ。勉強不足ともとれる。
親は子に「悪いことはするなよ」と教えるが、今後は「悪いことは言うなよ」「悪いことを言うこと一緒にいるなよ」と教えなければならないのか、と保坂さんは架空の話を例にあげられた。AがワルのB達と遭遇し、カラオケに同行させられた。Bらは憂さ晴らしがしたいらしく、Aに明日も来いと言ってきた。Aはそれがなにを意味しているのかが分かって怖くなり、下を向いて黙っているのが精いっぱいの抵抗だった。解散後に密告があり、AがうなずいたとBは警察に供述する。B達がオヤジ狩りを繰りかえしていた集団なら適用されるだろう。しかも、供述中心の捜査になってしまう。大林さんは、事実認定はもっぱら証拠であり、捜査や裁判において困難だが立証しないといけない、とのこと。けれど保坂さんは述べられる、途中で「やーめた」となっても成立してしまう共謀罪は人間の良識を無視している。たいして大林さんは、共謀が成立したら犯罪になるのが共謀罪の特徴でありやむをえない、と。
そして、ついに驚くべき答弁が出た。以前「目くばせだけで共謀罪成立」というのが話題になったが、それは違いますよねというつもりで保坂さんが確認なさると、大林さんはなんと、「色んなサインがあり、ありえなくはない。まばたきも…」と言い放たれたのである! 驚愕して再度お尋ねしても「ありえなくはない」。まばたきって生理現象、みーんな共謀罪で捕まってしまう。なんとも綻びだらけの共謀罪なんである。

e0058439_81335.jpg終了後、衆院議員面会所前にて緊急集会。高山智司さんと保坂さんのアピールなど。

その後すぐに、21日に迫ったイベント「『イラクに咲く花』-見る、聞く、知る、イラクの今と私たち」の会議へ。こちらの準備だって大詰めだ。
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by peaceonkaori | 2006-05-18 18:22 | 国内活動
わたし自身はイラク隣国までしか行ったことはないのだけれど、イラクへ行ったことがある代表などによると、向こうで話していて怒られることがよくあるという。

それは、自殺の問題。

「日本はいいなあ。」
「そうでもないんだよ、たとえば1年間で3万人も自殺者が出るんだ。」
「えっ、どういうことだよ? 日本にはなんでもあるじゃないか、死ぬことないじゃないか!」

イラクでは、戦争という分かりやすい形で人が死んでいっている。けれど日本では、分かりにくい形で人が死んでいっている。その数は年間3万人超、1日にして100人ほどか。

日本は病んでいる。社会がかれらを殺してる。わたし達が…。

そうならば、社会的対策をこうじることによって防ぐことができるのではないでしょうか。国をあげて自殺問題に取り組むよう、要望してみよう。

NPO法人ライフリンクという団体が新聞に紹介されていた。
3万人のかたが亡くなっているならば、3万人の署名を集めようと。
最終締め切りが5月末なので、署名なさる皆さんはお早めにどうぞ。

わたしは、大すきなイラーキーから日本人に向けられた宿題と思い、PEACE ONとしても署名を集めた。
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by peaceonkaori | 2006-05-17 08:41 | おしらせ

声をあげつづける

グリーンピース・ジャパンが「Say ”NO” to 共謀罪 サイバーアクション」をおこなっています。ここでメッセージを送ると、衆参の法務委員や首相、法相に届きます。主な携帯電話からも送信OK。
ぜひ皆さんも自分の言葉で声をあげてみませんか。
グリーンピース・ジャパンの共謀罪問題ページには、最新情報が載っています。

わたし達の言動を圧殺しかねない共謀罪に、わたしはだんこ反対します。

明日16日(火)には、強行採決との噂もあります。
わたしは15:30から懲りずに法務委員会を傍聴しに行きますが、衆議院インターネット中継でも見ることができます。

○● 近日中のおもな集会 ●○
・16日(火)17:30 緊急集会 衆院議員面会所
・19:00 「関組長の国会ロビー活動報告会」(テーマ:共謀罪と教育基本法に愛国心/ゲスト:今村和宏さん) 阿佐谷地域区民センター3F第5集会室
・17日(水)12:00 参院議員会館第5会議室
・14:00 「共謀罪に“Say NO!"―5.17院内リレートーク」 衆院議員面会所
・18:30 「共謀罪の強行採決に反対する! 超党派国会議員と市民の緊急集会」 星陵会館
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by peaceonkaori | 2006-05-16 03:21 | 国内活動